美里
ある日 小鳩書房の小泉が社長を連れてきました。 社長の「門倉幸之助」役は「茂木健一郎」さん。
宮本家 縁側で話す花子と蓮子。 「まさか、はなちゃんが来てくれるなんて思ってもみなかったわ」 花子は歩が亡くなった時の話をします。 「純平くんからも蓮さまのこと頼まれたの」 「純平がこんな私の姿を見たら悲しむわね」 頷く花子。 「そうよ、連さま」…
空襲後 玄関の前に立つ花子ともも 英治と旭が戻って来ます。 安心する花子ともも。 かよの店も大丈夫なようです。
1944年(昭和19年)9月 学校から帰って来た美里と直子は顔がまっ黒です。 どうやら農家の手伝いをしてきたようです。 笑顔の直子ちゃん。 しかし美里ちゃんはなぜか暗い表情です。
村岡家玄関 シンガポールから帰って来た醍醐さん。 リボンはもうありません。 涙ぐむ醍醐さん、戦地を見ずに帰って来たようです。 「でも、戦争がどういうものなのか、少しわかった気がするわ。 死って、遠くにあると思っていたけれど、すぐ隣にあるものなの…
放送後 「読み合わせの時と、原稿の内容が違いましたね」 「あ、、、」 「テルとか、テル号とか」 気まずい顔の花子。 「問題になっても、私は一切関わりあいになりたくございませんので。 では、ごきげんよう、さようなら」 席を立つ有馬。 「村岡先生、お…
夕方 「美里、テルはもう、、、」 「帰ってくるわよ」 花子を見る美里 「テルは兵隊さんのために、一生懸命働いて、きっと帰ってくるわ」 「美里がいいこにしてたら、早く帰ってきてくれる?」 「そうね」 「美里、たくさんいい子にしてるわ」 花子は美里を…
1938年(昭和13年)夏 5年後 旭は元気になり青凛社で働いています。 ももと旭にはもう一人、女の子が生まれました。 美里は花子と英治のたっての願いで、村岡家の養女になっています。
村岡家、居間 命名、美里 「美里、、、」 「ごきげんよう、美里ちゃん!」