花子とアン第50回 お父帰る! かよちゃんは悪くありません
ちびっとあらすじ
お父帰る!
「ぐっどあふたぬーん、はな」
はなのお父、吉平が帰ってきました。
はなが学校で授業中にひょっこりと。
お父は4年ぶりに甲府に帰ってきました。
お父の服はかなり、いやひどくボロボロです。
放課後はなと話しますが、はなが修和女學校を卒業後、
甲府に戻ってきたことも知らなかったようです。
長い間音信不通だったお父は、さすがに普通には家に戻れないと思ったらしく、
はなに家に帰れるよう協力を求めます。
ちょっと情けないですねー。はなはちょっとこまった顔(^^;)
はなはそわそわ
一人家に帰ったはな。お父のことでいつになくそわそわ。
お母のふじにお父のことを話そうとしますが、
兄の吉太郎、妹のもも、おじいやんが畑から帰ってきました。
はなは言いそびれてしまいます。うーむ、王道パターン。
おとうは慌てて、、、
一方、のんきなお父は小学校の教務室に居座っています。
校長先生たちにはなの自慢などをしています。
本多校長先生はほなの見合い話のことを話します。
お父は慌てて家へ、、、
家族の苦労
はなは家でいまだに挙動不審です。そこへお父が駈け込んできます。
お父ははなに見合いを断るように言います。何も事情を知らないお父に、
吉太郎、ふじは激怒します。
かよが作った借金のこともお父は知らなかったのでした。
かよちゃんは悪くありません!
これですねー、かよちゃんが製紙工場の女工の仕事が辛くて逃げ出して借金作ってしまった、とかよちゃんが悪いみたいなことになっているのですが、かよちゃんは悪くありません。かよちゃんは家のために製紙工場に働きに出たわけで、その借金は安東家の生活のために使われたのです。だからかよちゃんが自分のために借金したわけではなく、かよちゃんは必死に頑張っていたわけであります。
「あゝ野 麦 峠」なんかでも分かるように当時の労働環境は劣悪だったわけでございまして、かよちゃんがその状況から抜け出したいと思うのは当然だと思うわけでございます。もし、かよちゃんがあのまま女工として働いていたとしたら、友達のサッちゃんみたいに病気で働けなに体になっていたかもしれないわけでございまして、故にかよちゃんは何も悪くないわけでごいす!
おじいやんのの一言
お父は、家族の苦労を吉太郎からとうとうと聞かされます。
そしておじいやん、
「吉、もういい」
その場を離れる吉太郎。
おじいやんはその吉太郎の苦労を吉平に話します。
「こぴっと考えろ。ここに居るのはおまんの家族だぞ」
おじいやんの重いひと言に、お父は泣き崩れます。
いったいお父はどこで何をしていたのでしょうか?
気になります。
そしておじいやん、人生の重みを感じますね。
それでは今日はこの辺で、
ごきげんよう、さようなら