朝ドラ「花子とアン」でこぴっと英会話

連続エイカイワ小説 『 朝ドラ「花子とアン」でこぴっと英会話 』 です。NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」で簡単な英会話をこぴっと学びましょう。英語を話せるようになりたい方、英語が上達したい方、大歓迎! Japanese drama "Hanako and Anne." Outline of story, English dialogue, Actors' information.

花子とアン第156回(最終回) 日本中にアンの腹心の友ができますように

花子とアン第156回(最終回) 日本中にアンの腹心の友ができますように

居間

「敗戦後、私は筆を折っていたのをご存知?」

「ええ、、、」

「何を書くべきかわからなくなってしまったの。
7年間も、宇田川満代はがらんどうだった。
その私が、また書けるような気がするの、、、
ありがとう」

「宇田川先生、、、」

「あなたじゃなくて『赤毛のアン』にお礼を言ったのよ」

席を立つ宇田川先生。

「あっ、今お茶を」

宇田川先生の忘れた「赤毛のアン」を持ち後を追う花子。

  

玄関

「宇田川先生!」

「もう書きたい言葉があふれてるんだから、邪魔しないで!」

「宇田川先生!」

「もう書きたい言葉があふれてるんだから、邪魔しないで!」


走り去る宇田川先生。
あっけにとられる花子。
ちょっと微笑みます。

走り去る宇田川先生。
あっけにとられる花子。
ちょっと微笑みます。


赤毛のアンはたちまちベストセラーになりました。

 

亜矢子、ふじ、吉太郎、吉平(遺影)

亜矢子、ふじ、吉太郎

 

プリンス・エドワード島は世界中で一番きれいなところだって、いつも聞いていましたから、自分がそこに住んでいるところをよく想像していましたけれど、まさかほんとうにそうなるなんて夢にも思わなかったわ

赤毛のアン 第
2章 マシュウ・クスバートの驚き

 

I’ve always heard that Prince Edward Island was the prettiest place in the world, and I used to imagine I was living here, but I never really expected I would.

ANNE OF GREEN GABLES - CHAPTER 2: MATTHEW CUTHBERT IS SURPRISED

 

亜矢子、ふじ、吉太郎

 

木場朝市、リン

木場朝市、リン

 

もう驚きもしないし、あんたがたを気の毒とも思いませんよ

赤毛のアン 第
10章 アンのおわび

 

I don’t feel so surprised at you and Matthew keeping her as I did—nor so sorry for you, either.

ANNE OF GREEN GABLES - CHAPTER 10: ANNE'S APOLOGY

 

「このリンド夫人ちゅうのは、口やかましこって人騒がせなおばさんじゃんねえ」

リンド夫人=リンさん

 

徳丸武、甚之助

徳丸武、甚之助

 

貧乏な者のしあわせの一つは、たくさん想像できるものがあるというところだわね

赤毛のアン 第
29章 忘れられないひとこま

 

That is one consolation when you are poor—there are so many more things you can imagine about.”

ANNE OF GREEN GABLES - CHAPTER 29: AN EPOCH IN ANNE'S LIFE  

 

宮本蓮子、龍一

宮本蓮子、龍一

 

愛すべきなつかしき世界よ、あなたはなんて美しいのでしょう。ここで暮らすことができて、この上なくうれしいわ

赤毛のアン 第
38章 道の曲り角

 

“Dear old world,” she murmured, “you are very lovely, and I am glad to be alive in you.”

ANNE OF GREEN GABLES - CHAPTER 38: THE BEND IN THE ROAD  

 

夫婦対談
宮本蓮子~戦争のない世の中へ~
宮本龍一~平和憲法を守る~

夫婦対談
宮本蓮子~戦争のない世の中へ~
宮本龍一~平和憲法を守る~

 

かよ、幸子、育子

かよ、幸子、育子

 

小さな手が自分の手にふれたとき、なにか、身内のあたたまるような快いものがマリラの胸にわきあがった―たぶん、これまであじわわなかった、母性愛であろう

赤毛のアン 第
10章 アンのおわび

 

Something warm and pleasant welled up in Marilla’s heart at touch of that thin little hand in her own—a throb of the maternity she had missed, perhaps.

ANNE OF GREEN GABLES - CHAPTER 10: ANNE'S APOLOGY  

 

幸子、育子

 思い出の「クッキーの缶」と「王子と乞食」

 

益田旭、もも

益田旭、もも

 

重なっていく日々は一年と名づけられたネックレスに連ねられた、黄金の玉のようにもアンには思われた

赤毛のアン 第
30章 クイーン学院の受験

 

For Anne the days slipped by like golden beads on the necklace of the year.

ANNE OF GREEN GABLES - CHAPTER 30: THE QUEENS CLASS IS ORGANIZED  

 

勅使河原かをる子

自分が美人なのがいちばんすてきだけれど―それはあたしにはだめだから―そのつぎにすてきなことは美人の腹心の友をもつことだわ

赤毛のアン 第
8章 アンの教育

 

Next to being beautiful oneself—and that’s impossible in my case—it would be best to have a beautiful bosom friend.

ANNE OF GREEN GABLES - CHAPTER 8: ANNE'S BRING-UP IS BEGUN  

 

勅使河原かをる子

 苗字が、、、

 

 

「赤毛のアン」出版記念会

「はなさん、間に合いそう?大丈夫?」

蓮子と亜矢子が心配します。


蓮子と亜矢子が心配します。

「話したいことが次から次へと溢れてくるの」

小鳩書房の門倉、小泉、そして英治がやって来ます。

「続編の打ち合わせだよ」

「てっ、いまなんて?」

「ですから、赤毛のアンの続編を出したいんです」

「てっ、続編?」

ANNE OF AVONLEAを手渡す英治 。

ANNE OF AVONLEAを手渡す英治 。


「英治さん、、、」

 

会場

梶原の挨拶があります。

「ありふれた日常を輝きに変える言葉がちりばめられたこの小説はまさに、非凡に通じる洗練された平凡であります」


そして花子が紹介されます。

「村岡花子先生にご登壇いただきましょう」


しかし花子がいません。
花子は廊下で ANNE OF AVONLEA を夢中で読んでいます。
英治がせかします。

 

村岡花子スピーチ

あ、ほ、本日はこんなに大勢のみんなの皆さまに「赤毛のアン」の出版を祝っていただき、こんなに幸せなことはありません。
私は本の力を信じています。
一冊の本が心の支えとなって、自分を絶えず励まし、勇気づけてくれるのです。
私にとって、ANNE OF GREEN GABLESは、そんな一冊でした。
主人公を取り巻いている世界は、私が修和女学校の寄宿舎で過ごした日々と、あまりにも似ていました。
厳しいけれど深い愛情を持つマリラは、まるで校長のブラックバーン先生のようでした。
腹心の友ダイアナは、私が寄宿舎で出会った、二人の大切な親友です。
彼女達は生涯を通じて、私の腹心の友となってくれました。

 

「二人、私も、、、」
微笑む亜矢子さん。

 

この本との出会いは運命のように思いました。
十三年前、わたくしはミス・スコットと約束しました。
平和が訪れたとき、必ずこの本を翻訳してして、日本の多くの人に読んでもらいます、と。
けれど日本は大きな曲り角を曲がり、戦争は激しくなる一方でした。
どんなに不安で暗い夜でも、必ずあけて朝がやって来ます。
そして、曲り角の先にはきっと一番いいものが待っている、それは物語の中でアンが教えてくれたことでした。
私の今までの人生を振り返っても、いくつもの曲り角を曲がって来ました。
関東大震災、愛する息子の死、戦争、、、。
思いがけないところで、曲り角を曲がり、見通しのきかない、細い道を歩くことになったとしても、そこにも、優しい心、幸福、友情などの美しい花が咲いていると、今は強く信じています。
アンのように勇気を出して歩いていけば、曲り角の先にはきっと、きっと、美しい景色が待っています。

日本中にアンの腹心の友ができますように。

 

(拍手)

 

礼をする花子。
そして急いでどこかへ向かいます。

 

書斎

cantankerous...cantankerous...cantankerous...
あった!意地悪な、気難しい、か」

 

ANNE OF AVONLEA をめくる花子。

 

「ある気持ちの良い八月の午後のこと。
プリンス・エドワード島の一軒の農家の玄関先。
赤い砂岩の踏み段の上に、背の高い、ほっそりとした少女が座っていた」

 

舞い飛ぶ麦わら帽子

 

羽ばたく音

 

羽がひらり

 

花子が命がけで守り、愛と友情を込めて翻訳した「赤毛のアン」は、昭和から平成を経て、今なお多くの人々に読み継がれ、希望を与えています。

 

舞い散る羽

 

「アンの心は、はるか彼方の、素晴らしい世界へ、飛び去っていた」

 

 

ごきげんよう、さようなら

 

 

 

花子とアン 完

 

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