お父の涙が泣けますね
「花子とアン」第21回
葉山麗子さまの部屋で葡萄の「お薬」を飲んで酔っぱらってしまったはな。夜中に起き出して庭で大声で歌ってしまいました。先生たちも起き出してはなは見つかってしまいます。大変なことになってしまいました、どうなるんでしょうか( ゚Д゚)
レポート文は欠乏感
S: Miss Scott
B: Miss Blackburn
R: Hayama Renko
H: Hana
S: I think I smell wine.
…
B: How are you feeling, Hana?
…
B: Tell her to come here.
…
B: I want a straight answer. Did you give Hana wine to drink?
R: (Japanese)
B: Hana, is what she says true?
H: (Japanese)
T: She does't really remenber...
B: Dear, dear.
...
B: Detention! Hundred sentences! From now on all the bottles of wine in your room you have are confiscated.
R: (Japanese)
H: What about me?
S: ワインの匂いが。
…
B: はな、気分は?(起きたはなに問いかける)
…
B: 彼女を呼びなさい。(葉山蓮子を校長室に呼ぶ)
…
B: 単刀直入に聞きます。はなに葡萄酒を飲ませたのはあなたですか?
R: いいえ、・・・はなさんが勝手に飲みました。
B: はな、本当ですか?
H: 私、あんまりよく覚えてなくて・・・
T: 彼女は本当に覚えていないと・・・
B: おや、まあ。
...
B: 反省文100回!葡萄酒は没収します。
R: わかりました。以後気をつけます。
H: 私はどうなるのでしょう?
I think~は一億人の英文法で言うところの「レポート文」。「レポート文」は主語の発言や思考を文で展開するものです。thinkの内容を後続文が説明してます(参考:一億人の英文法 P95)。説明ルールですね。「私は思います」(何を?)「ワインが匂うと」。この説明、逆に分かりにくいよ、と思う方もいるかもしれませんね。
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でも、英語のニュースなんかでは多用されています。私はCNN Student Newsをよく見ているんですが、誰かにインタビューしている場面でナレーターが「He says~」とか「She says~」なんてよく使います。これが来ると後に後続文が続くな~、なんて予測できます。つまりまた主語+動詞がくるな、そう、「欠乏感」ですね。
Tell her to come here.も説明ルールですね。Tell her「彼女に伝えなさい」(何を?)to come here「ここに来るように」。toは「指し示す」。彼女に伝える内容を指し示していますね。ここでも「欠乏感」が感じられますね。「足りない―補う」のリズムですね。これ結構使えます。
授与型はどんな動詞でも手渡し
Did you give Hana wine…で出てくるのが「授与型」(参考:一億人の英文法 P77)。
- 主語+動詞+A+B「AにBを授与する」
A、Bは目的語ですが、この形、必ず「AにBを」の順番で「あげる、くれる」の意味あいになります。この場面では
- 「はな(A)にワイン(B)を与える」
になりますね。to drinkはwineの説明「飲むための(ワイン)」、あるいはgiveの説明「飲むために(与えた)」かな?まあ日本語に翻訳しなければなんとなくわかりますよね(^^;)
From now onの前置詞onは「今後ずっと」、「続く」感触があります(参考:一億人の英文法 P400)。onのイメージ「上に乗っている」→「線上」→「活動中・進行中」→「今後ずっと」ですね。最後のconfiscateは「没収する」です。
さて、葉山蓮子さまは反省文百回で済みましたが、はなはどうなるのでしょうか?お父の涙が泣けます。はなは悪くないのにかわいそうです(;_;)
それでは今日はこの辺で、
ご機嫌よう、さようなら。