ちょっこし、あらすじ
村岡家
水を撒く村岡父。
看板を取り付ける英治。
「うん、完璧よ!」
青凛社
たくさんの友人たちの力を借りて、青凛社が誕生しました。(美輪さん)
実際、村岡花子と村岡儆三は震災の翌年、自宅に「青蘭社書房」という出版社兼印刷所を立ち上げました。
(アンのゆりかご―村岡花子の生涯 より)
家の中
(電話の音)
「もしもし?はなたれけ?」
「てっ!武?」
「はな!会社設立おめでとう!」
「朝市、ありがとう」
「ほれにしても、はなたれのくせに新聞に公告を出すなんて、生意気じゃんけ」
「武、、、」
「はな、『王子と乞食』生徒にも読ましたいから、一冊予約頼むじゃん!」
「てっ!朝市、ありがとう」
というわけで「王子と乞食」の予約第一号は朝市です。
村岡家の庭
村岡家の庭に工房が作られました。
村岡父が手刷りで印刷しています。
そして「王子と乞食」の単行本がついに完成しました。
出来上がった本を開く英治と花子。
二人微笑みます。
郁弥の遺影の横に「王子と乞食」を置く英治。
村岡父の目には涙が、、、
夜
「できただね」
「王子と乞食」を開くかよ。
郁弥の思ひに捧ぐ
文字を指でなぞるかよ。
昼間
村岡父が花子を呼びに来ました。
どうやらお客さんのようですが、、、
「大変お久しぶりですね、あなたが卒業した依頼かしら」
「ええ、大変ご無沙汰しております。富山先生、ちっともお変わりありませんね」
富山先生!
お久しゅうございます。
そして、ブラックバーン校長!
富山先生とブラックバーン校長が花子を訪ねてきました。
H: Miss Blackburn, I'm happy to see you're well.
B: Thank you, but we did lose some people from Showa Jogakko. Taki was in very low spirits, but she's herself again now.
H: ブラックバーン校長もお元気そうで
B: Thank you。修和女學校でも犠牲者が出て。タキもふさぎこんでいましたが、今は元気になりました。
「この本のおかげで、生徒も私も随分心が明るくなりました。震災後の、唯一の明るい出来事でした」
「富山先生、、、」
「今のは褒めました」
「はい」
B: Hana.
H: Yes.
B: Life must improve as it takes its course. The best things are never in the past, but in the future.
H: Those words are in here. I'm forever your student, Miss Blackburn.
B: Oh, Hana.
B: はな。
H: はい。
B: 人生は進歩です。最上のものは過去ではなく将来にあるのです。
H: その言葉は私のここにあります。私は生涯あなたの生徒です。
B: はな。
ブラックバーン校長の関連するスピーチはこちら!
花子とアン 第42回 卒業、おめでとう、はな! - 朝ドラ「花子とアン」でこぴっと英会話
「花子さん、今度こそ梶原さんだよ」
「原稿、上がったそうだね」
梶原さんと富山先生、再会です。
「ご無沙汰しています」
「あ、、、こちらこそ」
富山先生、慌てて帰ろうとします。
T: They have some work to do. Perhaps it's time for us to go.
B: Taki?
T: Shall we?
T: これから仕事だそうなので、帰りましょう。
B: タキ?
T: 参りましょう。
席を立つ富山先生とブラックバーン校長。
家の外
「富山先生!」
「ニジイロ、毎号拝読しておりました」
富山先生と編集長は言葉を交わします。
震災の時、真っ先に梶原が頭に浮かんだことを、、、
「ご無事でよろしゅうございました」
「あなたもご無事でよかった」
涙する富山先生。
ブラックバーン校長と共に去っていきます。
「あの、また会っていただけますか?」
うなずく富山先生。
「ご連絡します」
雨
郁弥の時計を見るかよ。
かよの顔に日が射しこみます。
雨の上がった庭に出るかよ。
空を見上げます。
そして、庭に咲く勿忘草を見るかよ。
花子がそれを見つけます。
「てっ!きれい」
二人で勿忘草を見つめます。
「時間は、止まっちゃいんだね」
(郁弥の回想)
「郁弥さん、、、ありがとう、、、」
二人を見る英治と村岡父。
勿忘草は村岡父が種をまいたようです。
かよの髪に勿忘草を挿す花子。
「かよ、、、よく似合う」
「お姉やん、ありがとう」
止まっていたかよの時間が、また、動き出しました(美輪さん)
かよちゃん、よかった!
実際に「王子と乞食」が出版されたのは、1927年 (昭和2) 花子34歳の時。平凡社から刊行されたようです。
(アンのゆりかご―村岡花子の生涯 、村岡花子関連年表より)
それでは今日はこの辺で、
ごきげんよう さようなら。
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