花子とアン第130回 スコット先生、再登場! そして戦争の足音
1938年(昭和13年)夏
5年後
旭は元気になり青凛社で働いています。
ももと旭にはもう一人、女の子が生まれました。
美里は花子と英治のたっての願いで、村岡家の養女になっています。
JOAK
原稿を確認する花子。
「あの、動物の記事はありませんか?」
前年、日中戦争が勃発。
「こどもの新聞」のニュースも軍事に関するものが大半になりました。
夕方
ラジオを聞く美里。
カナダの日本人のニュースを読む花子。
「動物のお話は?」
英治に尋ねる美里。
軍馬、軍用犬、軍用バトを動物の話にこじつける英治。
美里は寂しげな顔です。
宮本家
「お母さん、僕は軍人になりたいです」
純平を入隊を志願したいようですが、蓮子は反対します。
戦争の影は人々の暮らしの中に忍び寄っておりました。
村岡家
テルと遊ぶ美里。
そして懐かしい人が訪ねてきます。
S: Hello, Hana!
スコット先生です!
梶原がスコット先生ご推薦の本を取り出します。
H: Pollyanna! It's one of my favorite stories. Pollyanna... tries find hope in every difficult (inaudible). She's amazing.
S: I agree.
...
H: To publish a book with you, Miss Scott, is (inaudible).
S: For me, too.
...
H: How are the teachers well?
S: Some have left Japan for Canada.
H: I see. I heard the government's been putting puressure on mission schools, so I was worried.
S: I hate to think what may happen now.
H: パレアナ!私の大好きな物語です。どんなつらい時も希望を見出そうとする主人公が素敵ですよね。
S: ええ。
...
H: スコット先生と一緒に本を作れるなんて夢のようです。
S: 私もです。
...
H: 先生方はお元気ですか?
S: 何人かが日本を離れ帰国しました。
H: そうですか、、、ミッションスクールへの政府の圧力が強まったと聞いて、心配していたのです。
S: これからどうなっていくのでしょう。
書斎
パレアナを翻訳する花子。
扇風機の音、、、
行進の足音、、、
飛行機のエンジン音、、、
扇風機の音がプロペラの音に重なります。
ある日
「この犬はお国のためにお預かりします」
「はい、、、」
夕方
「あれ?テルがいない。テル!テル!」
テルは仕事に行ったと話す英治と花子。
「お母ちゃま、テル帰ってくるわよね?」
言葉に窮する花子。
う~む、、、
ごきげんよう、さようなら。