朝ドラ「花子とアン」でこぴっと英会話

連続エイカイワ小説 『 朝ドラ「花子とアン」でこぴっと英会話 』 です。NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」で簡単な英会話をこぴっと学びましょう。英語を話せるようになりたい方、英語が上達したい方、大歓迎! Japanese drama "Hanako and Anne." Outline of story, English dialogue, Actors' information.

花子とアン第154回 お姉やんは美里ちゃんを心から愛してる 小鳩書房社長、門倉幸之助役の茂木健一郎さん登場!

花子とアン第153回 お姉やんは美里ちゃんを心から愛してる 美里 もも 金井美樹 土屋太鳳

ある日

小鳩書房の小泉が社長を連れてきました。

社長の「門倉幸之助」役は「茂木健一郎」さん。

  

居間

花子に挨拶をする小鳩書房社長の門倉。
小鳩書房では「風と共に去りぬ」に続く新しい作品を探しているようです。
門倉は未発表の作品がないか、花子に尋ねます。

「あ、新しい作品ですか?」

「はい」

「ちょっとお待ちください」

 

書斎

ANNE OF GREEN GABLESの原稿を取り出す花子。
美里が訪ねます。

「お母様、それ、前にも小鳩書房さんに見せて断られたんじゃなかったっけ?」

「ええ、、、ほかの出版社にもさんざん断られたし、駄目でもともと」

6年間、花子は出版してくれるところを探していました。

 

居間

ANNE OF GREEN GABLESの原稿を差し出す花子。
驚く小泉。
小泉はよく覚えているようです。

ANNE OF GREEN GABLES?」

門倉幸之助 頭を傾げる門倉 茂木健一郎


頭を傾げる門倉。
門倉はまったく覚えていないようです。
花子はアメリカやカナダでは人気の作家だと強調します。
小泉も門倉に勧めます。

「本当に、そんなに面白いの?」

「え?」

「社長!ひょっとして、読まずに断ったんですか?」

「いやー、お詫びしなきゃいけないですね、実は、読んでないんですよ、、、」

昔は余裕がなかったと詫びる門倉。

「タイトルもパッとしないじゃないですか。緑の屋根の家に住んでいる女の子の日常を描いた話なんでしょ?」

ショックを受ける花子。

「酷すぎます!」

美里が飛び込んできます。

「母はこの原書を、命がけで翻訳したんですよ!」

読みもせずに断った門倉を責める美里。

「本にも母にも失礼です!」

帰す言葉もない門倉、目を伏せます。
そして、原稿をかたずけようとする美里。
しかし花子が止めます。

「いい加減になさい!」

「でも、お母様、、、」

門倉と小泉に謝る花子。
逆に小泉も頭を下げます。

「社長も何か言ってください!」

しばし考える門倉。

「分かりました。読みます。これから読みますから、原稿をお借りしても?」

「ええ、もちろん」

「本当に読んでくださいね」

「美里!」

原稿を渡す花子。
門倉と小泉は原稿を持ち帰り(?)ます。

不満顔の美里。
その様子を庭から見つめるもも。

その様子を庭から見つめるもも。 土屋太鳳

 

 

夕方

ももが美里に話しかけます。

「反省中?」

「ももおば様、私ってどうしてこうなのかしら、、、」

自分の性格を責める美里。

「お母様の大切なお客様だから、ちゃんと謝らなきゃね」

ももは美里に優しく語りかけます。

「でも、許せない事は許せないわ」

「そういうとこ、お姉やんそっくりだね」

「えっ?」

ももははなの性格を、昔話をしながら美里に話して聞かせます。

「でも、、、私の本当のお母様は、ももおば様なんでしょ?」

美里を見て、ももは頷きます。

「ええ、生みの親は私よ。
でも、美里ちゃんもよく分かっているでしょ?
お姉やんは美里ちゃんを心から愛してる」

ももは美里の手を握ります。

「あんなにあなたのことを思っている人は、世界中で二人だけよ」

「お母様とお父様?」

「そう。後でお母様に、ちゃんと謝らなきゃね」

 

書斎

「あの、、、お母様」

美里を見る花子。

「さっきはごめんなさい」

美里は失礼な態度をとったことを謝ります。
花子は美里の態度を諭します。

「でも、正直言うと少しすっきりした」

「え?」

「美里が怒ってくれなかったら、お母様が怒ってたかもしれない。
読まずに原稿を突き返すなんてひどいわよね!」

「お母様、、、」

微笑む美里と花子。

「それから、私、お母様の娘で良かったわ。
自分でも、困った性格だと思うこともあるけど、私は自分の他、誰にもなりたくないわ」

少し涙ぐむ花子。

 

「誰か、いるみたいなんだ」

歩文庫ライブラリーに明かりがともっています。

「誰かいるんですか?」

電気をつけるとそこには小鳩書房の門倉と小泉が、、、
門倉社長はANNE OF GREEN GABLESの原稿をずっと読んでいたようです。
門倉に昼間のことを謝る美里。

「いいじゃないですか!アン・シャーリーのようで」

門倉は物語を絶賛します。

「さあ、小泉君、社に戻ろう」

「え?」

「すぐ出版の準備に取り掛かるんだよ」

出版社に戻る社長と小泉。

 

「つまり、、、出版できるということ?」

信じられない花子。
喜ぶ英治と美里。

「ついに本になるのね」

 


 それでは今日はこの辺で、
ごきげんよう、さようなら

 

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