朝ドラ「花子とアン」でこぴっと英会話

連続エイカイワ小説 『 朝ドラ「花子とアン」でこぴっと英会話 』 です。NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」で簡単な英会話をこぴっと学びましょう。英語を話せるようになりたい方、英語が上達したい方、大歓迎! Japanese drama "Hanako and Anne." Outline of story, English dialogue, Actors' information.

花子とアン第152回 My time has come at last. ついに私の番が来たの!

花子とアン第152回 My time has come at last. かよ 黒木華

闇市

「そんなに慌てて食べなくても、誰も取らないよ」

二人の女の子は、姉の幸子と妹の育子。
さいころを思い出すかよと花子。
かよは二人を優しく見つめます。

 
400 幸子 育子 木村心結 新井美羽

 

幸子役は木村心結ちゃん
http://www.gurre-kids.com/models/miyuu_kimura/

育子役は新井美羽ちゃん
http://www.carotte-t.com/araimiu.html

 

村岡家

女の子たちを心配する美里と英治。

「お姉やん!」

ももが慌ててやって来ます。

「かよ姉やん、あのみなしごたち引き取るって言ってるの」

「てっ!」

 

かよの店

皿洗いをする幸子と育子。

「あの子たち、疎開先からやっと帰ってきたら、うちは空襲で焼けてしまって、お父さんとお母さんも、、、」

「そうだったの、、、」

「警察に捕まって、収容施設に連れていかれれば、狭い部屋にい閉じ込められて、食べるものもろくにもらえないそうよ。そんな話聞いたら、このまま放り出せなくて、、、」

花子とももはかよの負担を心配します。

「これから先何が起きようと、引き受ける覚悟はできてる」

「かよ、、、」

「あの子たちさえよければ、私、引き取りたい!」

顔を見合わせる花子ともも。

「世の中を渡っていくには、それぞれ割り当てられた苦労をしなきゃいけないって、最近よく思うの」

かよは、花子の子供たちに夢を与える仕事や、もものが家族のために頑張ってりる姿を見ています。

「私はこれまで自分のためだけに生きてきたけど、今度は、あの子たちのために役に立ちたいの」

かよの顔を見る花子ともも。

「マリラみたい」

「マリラ?」

「あ、ANNE OF GREEN GABLESに出てくるの。みなしごのアンを引き取って育てるのよ。
それを決心した時、マリラはこういうの。

My time has come at last.

ついに番が来た、という意味よ」



「そう、、、ついに私の番が来たの!」

頷く花子。

「かよがそこまで覚悟してるなら、応援するわ」

「そういう事なら、私も協力する」

「お姉やん、もも、ありがとう」

 

 

Well, well, we can’t get through this world without our share of trouble. I’ve had a pretty easy life of it so far, but my time has come at last and I suppose I’ll just have to make the best of it.

(form 'ANNE of GREEN GABLES - CHAPTER 7: ANNE SAYS HER PRAYERS')

 

まあまあ、世の中をわたって行くにはそれぞれ、割当てられた苦労をしなくちゃならないんだからね。これまではかなり気楽にすごしてこられたけれど、どうやらわたしにも苦労が来たようだ。まあ、せいせいうまくきりぬける工夫をしなけりゃなりますまいよ。

(「赤毛のアン 第7章 アンのお祈り」より)

 

 

村岡家

「どうだった?」

「あの女の子たち、かよが引き取る事にしたの」

かよは養子として引き取るようです。

「よかった!」

安心する美里と英治。

 

「ごめんください」

「龍一さん、、、」

 

居間

龍一は蓮子がふさぎ込んでいることを伝えます。
蓮子は純平の死を受け入れられないようです。
どうすrばよいか分からない龍一。

「蓮子を立ち直らせる事ができるのは、花子さんだけです」

龍一は、ラジオから流れる花子の声を聴いたとき、一度だけ蓮子が感情を取り戻したことを伝えます。

「お願いします、蓮子に会ってやってください!お願いします!」

頭を下げる龍一。

 

夕方

「今の蓮子さんを一番よくわかってあげられるのは、花子さんだよ」

英治の言葉を受け止める花子。

 

宮本家

玄関の前に立つ花子。
蓮子の言葉を思い出します。
意を決して玄関の戸をたたく花子。

「こめんください」

「はい」

「花子おば様!」

「まあ、富士子ちゃん」

 

部屋

蓮子の部屋に通される花子。

「蓮さま、、、」

「はなちゃん、、、」

うつろな目で花子を見る蓮子。

「純平くんをお参りさせっ手いただいても?」

頷く蓮子。
花子は純平の遺影に手を合わせます。
遺骨箱を手にする蓮子。

「信じられる?これが純平ですって、、、」

蓮子に向き直る花子。

「蓮さま、ごめんなさい」

花子はラジオで子供たちを戦地に駆り立てたことを悔い、頭を下げます。

「蓮さまに合わせる顔がなかったの、ごめんなさい」

「やめて、はなちゃん!」

時代の波に飲み込まれたのは蓮子も同じ。
蓮子は純平を守れなかったことを悔います。

「武運長久を祈っています」

そう言って蓮子は笑顔で純平を送り出しました。

「お国のために命を取られるくらいなら、一緒に連れて逃げればよかった。
この子を殺されるくらいなら!」

声をあげて泣く蓮子。
花子は蓮子を抱きしめます。

声をあげて泣く蓮子。
花子は蓮子を抱きしめます。
吉高由里子 仲間由紀恵

 

 

ごきげんよう、さようなら

 

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