花子とアン第119回 お別れの虹 めぐみの雨
ちょっこし、あらすじ Storyline
カフェータイム
英治はかよに、花子が来ていないか尋ねます。
しかしここには来ていません。
宮本家
花子はここにも来ていません。
「早まったこと考えなきゃいいけどね」
蓮子は英治と一緒に花子を探します。
村岡家
花子が子供たちを連れて戻って来ました。
子どもたちにお話をせがまれる花子。
縁側
花子は雲の話を子供たちにします。
しかし花子は悲しみで続けることができません。
「おばちゃん、どうしたの?」
「こめんなさい、続きはまた今度ね」
子供たちは帰っていきます。
「今日は歩くんどうしたんだろう?」
「いないね」
英治を呼ぶ平祐。
工房
「花子さんまで失っていいのか?」
平祐は郁弥のなくなった悲しみを話します。
「花子さんの悲しみを受け止めてやれるのは、お前しかいないんだぞ。
歩が死んだのは、誰のせいでもないんだ」
縁側
花子の隣に座る英治。
「僕を置いて、一人で歩のところに行こうとしなんじゃない?」
「海に連れていけばよかった、、、」
花子は歩を海に連れて行かなかったことを後悔します。
「仕事なんかしないで、海に行けばよかった、、、」
蓮子が声をかけます。
「行きましょうよ、これから海に行きましょう」
海
花子と英治、蓮子は海にやって来ました。
花子は歩のことを思い出し、再び後悔します。
英治は歩が話したことを花子に伝えます。
「君は歩が選んだ、最高のお母さんじゃないか」
英治は花子を抱きしめます。
「はなちゃん!」
蓮子が空を指さします。
そこには大きな虹が、、、
『僕、分かったよ。
雲はね、雨を降らせて消えちゃった後、虹になるんだよ。
お別れにお空の虹になったんだ』
「英治さん、私もっと忙しくなってもいい?」
「え?」
「これから、素敵な物語を、もっともっとたくさん、子どもたちに届けたいの。
歩にしてやれなかったことを、日本中の子供たちにしてあげたいの」
虹を見上げる花子。
「歩、ありがとう」
書斎
花子は再び書き始めます。
めぐみの雨
夕立の在った場所一帯に、美しい美しい虹が、
雲のための凱旋門のようなアーチを作り、
天にあるだけの輝いた光線が、虹のアーチに色を付けました。
自分の命を消してまでも、人間のために尽くした
大きな雲の愛の心が、別れの言葉として残した挨拶は、
その、虹だったのです。
ごきげんよう、さようなら。
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