第21週
村岡家 お父とお母は、もものことを花子と英治に頼み、甲府に帰っていきました。 タイム カフェーで働くもも。 花子はももに言います。 「もも、家で一緒に暮らそう」 ももは返事をしません。 「私が今、翻訳をしたり、童話の仕事をしていられるのは、ももの…
夜 「もも、よくきたじゃん」 「もも、しばらくじゃんな」 兄やんとかよちゃんがやって来ました。 安東家大集合です!
村岡家 ラジオの初出演から1週間後。 「御免ください、はなちゃん」 花子が玄関へ蓮子を迎えに行くとそこには何と、、、 「ご無沙汰してます、お姉やん」 ももちゃんです! ももちゃん、なぜか暗く疲れた表情です。 いったい何があったのでしょうか?
村岡家 花子がラジオ局から帰って来ました。 英治がラジオを組み立てています。 「てっ!ラジオ、、、」 花子、うんざり顔です。
居間 黒沢は花子にラジオ出演を頼みます。 蓮子もラジオ出演を勧めます。 花子は近所では「お話のおばさん」。 しかし花子は緊張するとヘマをする性格。 蓮子は大文学会のことを思い出して笑います。 花子は固辞します。 「いや、おの、ホントにお役に立てな…
1932年(昭和7年)5月 花子、38歳。 花子は児童文学の翻訳に没頭していました。 イソップ物語 3年前には村岡父、平祐が亡くなっています。 あらら。 青凛社では新しい雑誌が完成します。 家庭 歩の死から6年が経っていました。