九州の石炭王、嘉納伝助登場! そしてはな実家に帰る
花子とアン 第34回 ちびっとあらすじ
はな(吉高由里子)は初めての給料できんつばを買って来たのに、蓮子(仲間由紀恵)がいません。そのころお見合いをさせられていた蓮子。相手は日清日露戦争で巨万の富を一代で築いた九州の石炭王、嘉納伝助(吉田剛太郎)。
蓮子は無表情で、嘉納伝助も一言も口を開きません。嘉納は筑後弁でしゃべると馬鹿にされると思っていたようです。さらに蓮子が断ってくると思っているようです。
一方、はなのお父(伊原剛志)は東京に戻ってきていましたが、活動を手伝っていた社会運動家の浅野中也(瀬川亮)が警察に連行される最中、慌てて逃げます。
そのころはなは、級友と談笑中。卒業後の進路が決まっていないはなは、少々悩んでいるようです。そこへスコット先生が何やら手にして花のところへやってきました・・・
電報です
S: Miss Scott
H: Hana
S: Hana.
H: Yes.
S: Telegram for you.
H: Thank you. "Ke fu, a hi ta shi, o to u."
S: はな。
H: はい。
S: あなたに電報です。
H: ありがとうございます。「ケフ アヒタシ オトウ」。
for は「向かって」
for のイメージは「向かう」(参考:一億人の英文法 P389)。この場面の for は「単なる方向」。「はなに向かって」、つまり「はな宛て」の電報です。
for は「向かって」という単純なイメージから、日本語にするとさまざまな派生的意味を持ちます。「一億人の英文法」の例を抜粋すると以下のようになります。
- 単なる方向
- 目的
- 求めて
- 原因
- 賛成
- 範囲
その他にもこの「向かって」のイメージから様々なforに関するフレーズがあります(参考:一億人の英文法 P390-392)。30近くのフレーズが挙げられていますが、すべてこの「向かって」のイメージと派生的意味に関連付けられて説明されています。すごい!
一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)
「花子とアン」に出てくる英語のフレーズや表現も、たいていこの本のどっかに載っています。載っていない場合でもイメージや説明が当てはまります。まあ、文法書なので当然かもしれませんが・・・。
お父・・・
お父は夜中に女學校まではなに会いに来ます。はなはアルバイトで初めて給料のことや、腹心の友、蓮子さまのことを話します。
「人は心を開いて話してみんとわかららんだよ」
お父は大人になったはなに感激します。お父は今度の旅は長くなることをはなに告げます。
「こぴっとがんばんだよ」
なにか、永遠のわかれのようでした。
伯爵、再び頭を下げる
一方、蓮子さまは兄の伯爵、昌貴に頭を下げられます。すでに結納金を受け取ってしまったと・・・。
宿舎に戻った蓮子さまははなに、はなの実家へ行かせてほしいと頼みます。蓮子さまは心を決めてしまったのでしょうか?
はなと蓮子さまは汽車ではなの実家へとむかいます・・・。
はい、というわけで今日はほぼあらすじとなってしまいました(^^;)
それでは、
ご機嫌よう、さようなら。
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