花子とアン第74回 道ならぬ恋 勿忘草(わすれなぐさ)
ちょっこしあらすじ
朝
かよちゃん、今日はオレンジですね。
英英 辞書見切れ。
「忘れてください」
はなは、英治の言葉が忘れられません。
聰文堂
♪ズンチャッチャ、ズンチャッチャ、ズンチャ
はな、から元気です。
「何かあったんだろ、そ~っとしておこう」
さすが編集長。
後ろの張り紙は「校正ハ正確ニ」。
福岡
蓮子さま、引きこもりです。
そこへ、東京からお客さんが、、、宮本龍一です。
「知らない方だわ、お帰りいただいて」
「はーい」
タミしゃん、鼻にかかってます。
「踏絵」を握りしめる宮本青年、追い返されそうです。
しかし、ズカズカ蓮さまの部屋へ向かう青年。
嘉納伝助邸、ちょっとセキュリティーが甘いです。
宮本青年、蓮さまの部屋に入るなり、コケる。
蓮子さま、異常にウケる。
「あなたを口説きに来たんです。これ、読みましたよ」
「それで?」
「僕たちの劇団のために、脚本を書いてください」
脚本かよ!
「三十一文字(みそひともじ)より多くの文字を綴るすべを知らないわ」
宮本青年、舞台への情熱を厚く語ります。
蓮さま、動揺。
例の事件への布石ですね、、、
聰文堂
はな、本を本棚へ。
そこに手を差し伸べる村岡、、、弟かよ!
夜、ドミンゴ
勿忘草でかよちゃんを口説く郁弥。
勿忘草(わすれなぐさ)の花言葉
「私を忘れないで」
「真実の恋、真実の愛」
そして郁弥の口から村岡英治の秘密が遂に明らかに、、、
「結婚?英治さん、結婚なさってたですか!?」
そこへ聰文堂の一行が、、、
かよちゃん、郁弥に内緒にしておくように頼みます。
お姉やん想いですね。
「はなさん、ずるいわ。私ももっと頑張らなくちゃ」
醍醐さん、グイグイきますね。
楽しく談笑するはなですが、悲しい目ではなを見つめるかよかhん、、、
かよは知ってしまったのです。お姉やんの恋は「道ならぬ恋」だと、、、(ヨイトマケの方)
とうとう村岡印刷さんの秘密が明らかになりましたね。
村岡英治は結婚していた、、、
実際、村岡英治のモデルとなった福音印刷の「村岡儆三」も1915年(大正4年)に、教会の信徒で親同士のつながりもある「江川幸」と結婚しています。しかし翌年、幸は結核を患い実家に帰っています。(アンのゆりかご―村岡花子の生涯 より)
そして「道ならぬ恋」というフレーズも「花子とアン」の原案のこの 「アンのゆりかご―村岡花子の生涯」 に出てきます。「モーゼが修学せし國」という本の翻訳で知り合った花子と儆三は約70通ものラブレターを交わし、道ならぬ恋に落ちてしまった花子は、悩ましさに身を焦がしたそうです。
それでは今日はこの辺で、
ごきげんよう、さようなら。